伯耆大山

・期間  2010年5月3日(月)
・山域  鳥取県・大山町
・形態  単独・ピストン
・行程  夏山登山口→6合目避難小屋→弥山→6合目避難小屋→夏山避難小屋

※ 四国の石鎚山を終えて、瀬戸内海を渡り、岡山から中国山地を抜けて鳥取県までやって来た。さー、今回の山ツアーの最終ステージ、伯耆の名山「大山」を登る時が来た。

5/3(月)晴れ
 夏山登山口(6:45)→3合目(7:20-7:30)→6合目避難小屋(8:10-8:25)→弥山頂上(9:15-9:45)→6合目避難小屋(10:20)→夏山登山口(11:20)

 ”山陰”と言う如何にも暗い響きをよそに、伯耆富士と呼ばれる大山は輝いていた。
名のとおり均整の取れた綺麗な山、中国地方の最高峰、伯耆大山を登った。

朝の伯耆大山
 米子自動車道の蒜山SAで朝を迎えた。
 溝口ICで降り、一路東へ進路を取ると目前に灰色の笠雲を纏った大山が鎮座していた。
 独立峰ならではの雲の形状に暫し見とれてしまった。
 頂上はご覧のとおり隠れているが、富士山型の綺麗な山容は伯耆富士の名がピッタリである。

夏山登山口
 夏山登山口の駐車場が運良く1台分だけ空いたので、直ぐに車を押し込んだ。
 今日も朝から天気が良く、半袖でも十分そうな陽気だが、朝の笠雲の様子から察すると、頂上付近は風が強いに違いない。
 乾いた階段を真っ直ぐに登って行くと、左右に大山寺の名所・史跡が幾つも現れた。
 やっぱり、ここも信仰の山である。

ブナの林を登って行く
 まさか!この山でブナの大木に出逢えるとは思ってもいなかった。
 3合目辺りは立派なブナが陽々として青空に枝を広げていた。

6合目避難小屋
 ブナ林を過ぎると周りは背の低い潅木に変わり、6合目避難小屋に到着した。
 ○合目と言う表示は何とも味気なく、無味乾燥的で嫌いなのだが、富士山型の山では目安となる地形がないので、合目表示の方が都合が良いようである。
 小屋の前では大勢の登山客が寛いでいた。俺は隅っこに移動してゆっくりとタバコを吹かした。
 ふと、眺めると、北斜面は幾つもの沢筋に残雪を残していた。

 ※6合目避難小屋は4,5人が限度

8合目付近から木道が続いた
 単調な登り一辺倒に飽きてきた。
 これだから、富士山型の山は面白くない。
 8合目に差し掛かると、周囲の樹相はハイマツに変わり、東からの強風が容赦なく吹き付けてきた。
 下界の視界がない上に、強風で余りにも寒いので、ザックからパーカーを出して大急ぎで着込んだ。

※正面奥のピークが弥山

弥山頂上付近の様子
 強風に向かって霧と言うか?雲の中を進んだ。
 頂上避難小屋が見え、裏手の弥山のピークが迫ってきた。
 頂上付近は裸地化が進み、地元では植生の復元に躍起になっているようだが、確かに納得できる風景であった。

弥山頂上
 弥山の頂上に着いた。
 立派な碑が立ち、一目で頂上と判る目印の周りには登山客が絶えなかった。
 

※居なくなった隙に大急ぎでシャッターを押した。

剣が峰を望む
 伯耆大山は富士山型の山であるが、見る方向によっては大きく表情を変える山である。
 その証拠に、頂上部は弥山から天狗峰まで幾つかのピークで構成され、北側から眺めると屏風のように広がっている。
 最高峰は剣が峰のピークなのだが、稜線の崩壊が進んでいるために、登山が禁止されている。
 こう見ると、アルプスの縦走ルートのようだ。

※中央が剣が峰のピーク

弥山頂上避難小屋
 風が強く隠れる場所もないので、避難小屋に逃げ込むことにした。
 室内は多くの先客でごった返し、皆んな同じような思考で行動するんだなー、と感心した。
 隣の親父が遥々東京から遣って来たようなことを喋っているのを、アンパンを齧りながら黙って聞いていると、何だか可笑しくなってきた。

※頂上避難小屋は100人程度が宿泊可能、ハイシーズンには管理人が居るらしい。

下りの途中から三鈷峰を眺める
 下り始めて30分もすると、雲が切れて視界が開けてきた。
 三鈷峰の彼方には野田ケ山のピークが薄っすらと霞んでいた。
 

大山寺の大駐車場から大山の北側を仰ぎ見る
 途中、何百人もの登山者と擦れ違った。
 この山は、この時間からでも十分である。
 夏山登山口まで戻ると未だ昼前なので、汗を拭いてラフな格好に着替えてから、大山寺をお参りしようと車を移動した。
 大駐車場は満杯で停める隙もない。仕方なく写真だけ撮って無事の登頂を感謝した。

大山の全容
 大山寺から溝口ICまで来た道を戻った。
 ICの手前に絶好の撮影場所があった。
 丁度、今朝に笠雲を纏った大山を撮影した場所である。
 さー、今度はどうか?。白雲を従えてクッキリと凛々しく、堂々と鎮座していた。
 この山は、やっぱり伯耆の名山、美しい姿を田園風景の中に映し出していた。


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