七面山
表参道登山口<元丁目>(8:00)→肝心坊<13丁目>(8:50)→中適坊<23丁目>(9:25-9:40)→晴雲坊<36丁目>(10:20-10:30)→敬慎院<50丁目>(11:45-11:50)→七面山(12:35-13:05)→敬慎院<50丁目>(13:40-13:45)→晴雲坊<36丁目>(14:20-14:30)→肝心坊<13丁目>(15:15-15:25)→ 表参道登山口<元丁目>(16:10) |
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![]() 春木川沿いの駐車場 ![]() 正面の赤い橋の右手が登山口 |
道の駅「富士川」で朝を迎えた。 最近は、もっぱら道の駅を宿として利用しているが、何処へ行っても車中泊が多いのに驚く。 この日も30台程の同泊者が夜を明かし、朝を迎えてそれぞれに目的の行動を起こす訳だが、驚いたことに隣のスペースに「根室」ナンバーの古びた軽自動車が止まっていた。 中々の強者に敬意を感じつつ、洗面所で用を済ませてから山支度を整えた。 国道沿いの「すき家」で「朝定食」を食べて、ナビの目的地を七面山登山口の羽衣にセットした。 早川町の角瀬集落から春木川に沿った林道を走り、登拝者用の駐車場に着いた。 車の脇で登山靴に履き換えていると、山の中腹辺りから日蓮宗のお題目である“南無妙法蓮華経”の大合唱が聞こえてきた。 宗教色の濃い山だと知ってはいたが、登る前からお題目の大合唱に迎えられ、普段の登山前とは違う気分になった。 |
![]() 登拝門(元丁目) ![]() 登拝門脇の案内板 |
この山は、登山口の登拝門が“元丁目”で頂上(地理上の頂上ではない)の敬慎院が“50丁目”となっている。 登拝門まで歩いてくると、門前には白い半袈裟を肩に掛けた信者が、小声で“南無妙法蓮華経”唱えていた。 俺も真似しようとも思ったが、日蓮宗派とは無縁なので軽率な行動は慎むことにした。 |
![]() 2丁目の神力坊(拝礼場所) ![]() こんな感じの道が延々と続く |
7丁目を過ぎると、“南無妙法蓮華経”の大集団に追い付いた。 |
![]() 肝心坊の休憩所は信者で満杯 ![]() 休憩所に入りきれない信者 |
13丁目の肝心坊に着くと、ざっと見て200人の白装束の信者が休憩所を埋め尽くしていて、溢れた人達は登山道脇で休憩している。 |
![]() ジグザグを繰り返す ![]() 丁目ごとにあるベンチ |
登山道は、杉林の中をジグザグに刻んで延びているので、視界は全くない。 丁目ごとに休憩のベンチが備えてあり、登拝者は自分に合った丁目で休憩できる。 俺も適当な場所で休もうと思っていたが、結局は23丁目の中適坊まで歩いてしまった。 |
![]() 中適坊(23丁目) ![]() 休憩所の内外の壁はお札で埋め尽くされている |
この表参道は、50丁目の敬慎院まで三つの坊があり、昔は宿泊もできたようだが、今はこの中適坊を含めて全ての坊が休憩だけの場所となっている。 |
![]() 東京スカイツリーに似たスギの木 |
彼女と別れて、一人で丁目を刻んで行くと、27丁目過ぎに東京スカイツリーにそっくりな杉の木が立っていた。
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![]() 晴雲坊(36丁目) ![]() 和光門(46丁目) |
36丁目の晴雲坊で休憩して、46丁目の和光門を潜ると、いよいよ敬慎院の領域だ。 |
![]() 鐘楼と手水場 (右手の門を入って行ったが裏門だった) ![]() 敬慎院の境内には立派な伽藍が並んでいた ![]() 本堂脇と休憩所(信者が続々と出て来た) |
緩やかな参道を登って行くと、鐘楼と手水場に着いた。 |
![]() 随身門(49丁目)を裏から見上げる ![]() 随身門の額縁富士(出典:テッペンさん) ![]() 富士山は雲の中(俺の写真) ![]() 表側から見た随身門 |
俺は登山者だ。
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![]() 七面山へ向かう ![]() ケーブル建屋の脇を抜けてカラマツ林を歩く |
随身門の先に七面山への案内板があった。 |
![]() 大ガレ(大崩れ) ![]() 足元が崩れそうで怖い |
この山の名物“大ガレ”の縁に立って下を覗き込んだ。 |
![]() シラビソ林を進む ![]() 木々に囲まれた七面山の頂上 |
登山道は大ガレに沿って緩やかに登り、途中からシラビソの植生する原生林に変わった。 |
![]() 一人ぼっちの山頂 ![]() ビールと山飯 |
昼飯を食べ終えると雨がポツポツと降ってきたので、カッパを着込み雨支度をした。 |
![]() 一ノ池 |
敬慎院まで戻って“一ノ池”を見学し、来た道を下って行った。 40丁目辺りで“南無妙法蓮華経”の大集団と擦れ違った。先達の声質、拡声器の形からして、登りで追い越した信者の集団に違いない。 こんなに時間を掛けてゆっくりと登拝するのは、逆に疲れるんじゃないかなー?。 彼らは俺のような登山者には目もくれず、長ーいロープのようなサラシの白帯を握り締め、数珠繋ぎになって一心に“南無妙法蓮華経”を唱えて登っていた。 |
![]() 登山道で唯一の展望(30丁目付近) |
30丁目辺りまで下ってくると、今度は太鼓を叩き、鈴を鳴らしながら登ってくる“南無妙法蓮華経”の中集団と擦れ違った。 その後も、袈裟姿の家族連れ?と擦れ違うなど、この山が持つ特異な光景に出逢った。 |
![]() 白糸の滝とお萬の像 ![]() 旅館と土産物屋は閑散としていた |
元丁目の登山口まで降りてきた。 吊り橋を渡り“白糸の滝”を眺めて、“お萬の方”の像に手を合わせた。 我が家は、特定の宗教を信心している訳ではないが、仏事や神事には人並に尊厳を抱いている。 今日一日は、山頂の静けさを除けば、“南無妙法蓮華経”の一日だった。 山から降りても、白装束の老若男女の姿が脳裏に焼き付き、“南無妙法蓮華経”のお題目が頭の中に響いて消えなかった この山の登高差は、半端じゃない。 2,000m足らずの山と言っても馬鹿にしてはいけない。登山口が400mだから1,600mを登り降りしなければならない。 脚に自信のない方は、注意して下さい。 |