百蔵山・扇山

・期間  2009年3月21日(土)
・山域  山梨県・大月
・形態  単独・縦走
・行程  JR猿橋駅→百蔵山登山口→百蔵山→扇山→梨の木平登山口→JR鳥沢駅

※ 春の彼岸の3連休、天気が良さそうなのは真ん中の21日だけである。富士山を眺めつつ、春の低山をゆっくり楽しもうと、中央線の百蔵山と扇山を一人で歩いた。

3/21(土)晴れ
 JR猿橋駅(9:00)→百蔵山登山口(9:20)→見晴台(10:00-10:15)→百蔵山(10:50-11:00)→宮谷分岐(11:30-11:40)→扇山(12:50-13:30)→梨ノ木平(14:35-14:45)→JR鳥沢駅(15:35)

 中央線沿線には、日帰り登山に手頃な山が幾つもある。
しかも都合の良いことに、JR東日本のお得なキップ”ホリディパス”が使えるエリアである。
となれば、A駅から歩き出してB駅に降りると言う、ミニ縦走が楽しめる。
今回は、猿橋駅から百蔵山へ登り、扇山まで尾根伝いに縦走し鳥沢駅へ下った。

登山口から眺めた百蔵山
 JR中央線の猿橋駅で降りると、駅前にバスが止まっていた。
 ネットで調べたところ、登山口へのバスは4月からの土日に限って運行しているハズ?、ダメもとで運転手に聞いてみると、登山口まで行くと言う。
 急いで乗り込むと、先客は若いカップルだけ。直ぐに発車オーライとなった。

ヒノキ林の中を登って行く
 民家が建ち並ぶ急傾斜の車道を歩き、林道に変わって暫く経つと、この場所には似合わない”山の神”の御殿に着いた。一見して、怪しそうな宗教?とも思える外観に合掌する気さえ起こらなかった。
 直ぐ先の水道タンクの脇で一服してから、山道に入って行く。爽やかな空気、ヒノキの香り、燦々と降り注ぐ春の陽射しを浴びながら、ズンズンと歩いて行った。
 

途中の見晴台から富士山と大月の街並みが見えた
 ヒノキ林を1時間ほど歩くと、南側が開けた見晴台に到着した。
 目の前には富士山が大きく聳え、大月の市街が青々とした山々に挟まれ、曲がりくねって延びていた。

百蔵山の頂上
 休憩地から20分で尾根に出た。地図上で907mと表示してある地点である。
 疎林の間からは、山肌にへばり付く数件の民家が見えた。浅川集落である。
 大月の街並みとは対照的な風景、こんな山中にも人間の営みが有るんだなーーーと、珍しく感慨に浸ってしまった。
 尾道を右に向きを変えて登って行くと、先客が賑やかな百蔵山の頂上へ到着した。
 北側には権現山の尾根が大きく見えた。

頂上からは、滑り易い道を一気に下る
 百蔵山から北側の尾根を急降下する。
 それにしても一気の下り、周りの木々に掴まりながら、滑り易い道を慎重に下って行った。


木々の間から扇山が見えた
 葉を落とした木々の間から扇山が見えた。
 あそこまで、2時間かー!。山歩きに来たんだから嘆いてもしょうがないね。

 

宮谷分岐に到着
 傾斜も緩くなり、道が東へ方向を変えると、宮谷分岐に到着した。
 風もなく柔らかな陽射し、これでベンチでも有ったら寝転びたいような場所である。

大久保山の頂上
 分岐から平坦な道を快適に進むと、今度は一気の登りが待っていた。
 低山だと小バカにすると、応々にしてこの様な場面に出くわすものである。
 見上げると頂上は遥か先で、”ここまで登って来てご覧なさいなー!”って感じで微笑んでいる。(そんな訳ないか?)
 ハアーハアー言いながら、急登を我慢すること30分、木々に囲まれた地味過ぎる大久保山のテッペンに到着した。
 

頂上広場
 大久保山から一旦下り、少しの登り返しで扇山へ到着した。
 山頂広場では、多くの先客が昼飯を楽しんでいるが、一方で、中国人の若者グループが大騒ぎをしていた。総勢ざっと見て30人、カメラ片手に大きな声を出しながら、あっちこっちへ動き回っている。
 「中国のバカ息子バカ娘ども、静かにせんか!!」と一括したくなったが、勿論そんな勇気はない。
 高尾山でも目にした構図だが、んーん・・・、どうしたものかと考えてしまった。
 
 

扇山の山頂
 富士山は白く霞んでいるが、天気は相変わらず絶好調で、奥秩父の山並みが綺麗に並んでいた。
 ここから見る雲取山って烏帽子に似ている。

梨ノ木平へ下る途中のつつじ園の分岐
 喧騒の頂上を後にした。
 後は下るだけ・・・、がしかし、この下りも急降下で半端ではない。久々の山歩きで右膝が泣き出してきた。
 こんな低山で、荷物も少ないのに、小バカにすると古傷を痛めてしまう。
 時々、膝を曲げ伸ばし、休み休みゆっくりと下って行った。

梨ノ木平登山口に建つ管理小屋
 梨ノ木平まで下ってくると立派な管理小屋が建っていた。
 春本番になれば、ツツジ目当ての登山客用に、ここまでバスが登ってくので、管理人も常駐するに違いない。

ゴルフ場脇の道路から振り返る扇山
 登山口から鳥沢駅まではゴルフ場を回り込むようにアスファルトの林道を歩いて行く。
 丁度、半周したところで振り返ってみると、扇山がぼんやりと青空に浮んでいた。

鳥沢駅前の国道から眺めた扇山
 国道まで下ってくると、ゆったりとした丸みを描いた扇山が、午後の柔らかな陽に浮んでいた。
 誰が見ても”扇”そのものである。

昭和の雰囲気を残す鳥沢駅舎
 鳥沢駅に到着した。
 駅前の雑貨屋で”キリン一番絞り”のロング缶とイカの燻製を買い求めた。
 電車がやってくるまで30分、心地よい疲れにビールが堪らなく美味かった。