御座山


・期間 2014年8月17日(土)
・山域 長野県
・形態 単独・ピストン
・行程 粟生登山口→不動の滝→御座山山頂→不動の滝→粟生登山口


※ 信州佐久の二つ目の山は、「御座山(おぐらやま)」だ。天気が心配なので、最短で往復できる“不動滝コース”を登って頂上に立った。

 粟生登山口(8:00)→不動の滝(8:00-9:10)→祠のピーク(10:10)→御座山山頂(10:35-10:45)→避難小屋(10:50-11:10)→不動の滝(11:50-12:00)→粟生登山口(12:40)

御座山は、日本200名山に数えられる南佐久地方の秀峰である。
この山には、今も手つかずの自然が残り、
また、アズマシャクナゲの群生地として登山愛好家には知られた存在である。
北相木の里から仰ぎ見る御座山は、
鬱蒼とした原生林の“緑”と山頂部の岩峰の“白”が、
見事なコントラストを描いていると言う。


道の駅”ほっとぱ〜く浅科


浅間山方面

道の駅“ほっとぱ〜く浅科”で朝を迎えた。

 最近の俺は、道の駅を宿泊地としているが、同泊者の多さに驚くこともある。
 この日も駐車場は8割方が埋まり、キャンピングカーが何台も停まっていた。

 朝の新鮮な空気を吸いたくて車外に出ると、浅間山から湯ノ丸山に至る峰々には雲が垂れ込めていた。


国道から眺めた朝の茂木山

御座山の登山口へ向けて国道を南下すると、昨日登った“茂来山”が左前方に見えてきた。

 御座山の登山口は、北相木村の白岩登山口が主流だが、最近は短時間で登れる反対側の粟生登山口も人気らしい。
 
 今日は、正午過ぎから雨の予報。粟生集落を目指して小海町を左折した。


駐車場には先客が1台


粟生登山口

粟生集落の最も奥まったところから、林道に入り砂利道を登って行くと、終点の登山口に着いた。

 今日も俺一人じゃないかなー?と覚悟していたが、地元の長野ナンバーが1台停まっていた。


※ 駐車場は数台のスペースしかない
  水、トイレなし


涸沢を登る


この先にシカの糞と足跡が
 

始めは、ゴツゴツした涸沢を歩いて行った。

 沢から離れてカラマツの林に沿って登って行くと、道端にシカの痕跡(糞と足跡)が残っていた。
 もしも、真新しいクマの糞や足跡だったら、引き返そうとも考えたが、クマじゃなくてシカなら安心だ。

 昨日と同じように“鈴+ポケットラジオ=クマ避け対策”を施せば、多分大丈夫だろう。
 クマさん!ジッとして居て下さいね。


沢沿いに高度を稼ぐ


自然林を登る

粟生コースは“不動の滝コース”とも呼ばれ、地図を見た限りでは、不動の滝までは沢沿いの緩やかな傾斜が続いている。

 暫くは、沢を右手に見下ろして、蒸し暑い登山道を黙々と登って行った。


不動の滝で一休み


不動明王の石仏

水が勢いよく飛び散る音が近づいてきた。
 
 歩き始めて1時間、“不動の滝”に到着した。ここで小休止しよう。
 
 辺りを見回すが、平坦な場所はどこにも無い。仕方なく道端に腰を降ろして一服した。
(パーティ登山だったら、どこで休むんだろうなー?)

 空を見上げると、厚い雲が一面を覆っていた。


九十九折れの斜面を登って行く

“不動の滝”の右側を高巻きすると、九十九折の急傾斜に変わった。

 登山道を塞いでいる倒木を何度も潜り、スイッチバックを繰り返して高度を上げて行った。
 
 上の方から鈴音が聞こえてきた。きっと長野ナンバーの先客だな!
 
 最初に降りて来たのが中年男性で、軽く挨拶を交わすと、直ぐ後から二人連れの若い女性が降りて来た。

 このパーティの関係は?
 多分、父娘だな。今日はお盆休みの最終日。帰省した娘達を父親が山に誘ったんだ!(勝手に決め込むなよなー。)


頂上まで500m

頂上まで500mの看板から、岩壁が現れてきた。

 岩が出てきたということは、頂上も近い。


鎖場

鎖場の真下に着いた。

 見上げると結構な傾斜だが、足掛かりがしっかりしているので心配はない。


奥秩父側(南側)の視界が開けた

二段の鎖場を登り終えると、南側の視界が開けた。

 奥秩父の山々が連なって見える場所だが、金峰山や国師岳は雲に隠れていた。


祠のピーク

再び樹林の中に潜ると、前方の空が大きくなってきた。

 直ぐに、祠のピークに着いた。
 周囲はシャクナゲに覆われて視界は無い。
 どんな神様を祭ってあるのか分らない小さな石祠だったが、何時ものように丁寧に拝礼して、鞍部へ下って行った。


山頂が見えた

下りの途中で御座山の本峰が見えた。

 写真で見たとおり、ゴツゴツした岩峰だ。


避難小屋

最低鞍部から登り返し、鬱蒼としたシラビソの間を抜けて行くと、綺麗な避難小屋が見えてきた。

 御座山避難小屋だ。
 アルミの引き戸を開いて、中を覗くと10人位が横になれるスペースがあった。


頂上の岩場

避難小屋の先から林を抜けると白い岩場があり、南側が切れ落ちている。
 滑らないように一歩一歩を慎重に歩いて行くと、前方に団子型の山名標が見えて来た。


頂上に立った

標高2112mの狭い頂上に立った。
 
 白岩側からの登山者に出逢えると思っていたが、頂上は無人だった。

 山のテッペンは何処でもそうだが、ここにも石祠があった。


北側の景色


天狗山(左)と男山(右)


東側の景色

ゆっくり休む場所もないので、50mほど戻ったところで休憩することにした。

 そこには、“コの字形”をしたコンクリートの基礎が残っていた。
 祠の跡にしては大きいし、基礎の形らして避難小屋の跡地かなー?

 眺望も素晴らしく、休憩に丁度良い場所だった。先ずは、景色を写真に収め、タバコを吹かした。

 南側には、“天狗山”と“男山”が双耳峰のように連なって見えた。「何時かは、あの二つの山も登ってやらないとなー!」
 決意のR君であった。

 一服して、ビールを飲もうとした時に、ラジオに「ザッザッ」と小刻みな雑音が混入してきた。

 「あぁー、昨日と同じだよ。また雷なの?」

 このまま居座ったら、雷様の餌食になってしまいそうだ。さっさと退却しよう!


カラマツ?の斜面

小屋の前に腰掛けて、ビールを片手に魚肉ソーセージとおにぎりを胃袋に収めた。

 木々の香りが心地良いが、蒸し暑くて仕方ない。そろそろ下山しよう。


沢沿いを下る


無事に帰着

ザックを背負い、ストックを両手に持って登って来た道を引き返した。

 不動の滝で小休止して、更に降って行くと沢が見えて来た。


 今日の山も、もう少しで終わりだ。