南房総の山の動物たち

 
 <南房総の山の動物たち> 2016.1.16
  南房総は、気候が温暖で照葉樹の鬱蒼とした森が広がり、生息する動物も多種多様である。
 四足動物に限っても、リス、タヌキ、サル、シカ・・・etc。しかし、最近はイノシシとキョンの悪行に、頭を痛めているようである。


<イノシシ>
 
私が子供の頃は、故郷の山にイノシシが生息しているなんて聞いたことがなかった。
 千葉県の報告書によると、1973年から85年までの13年間で県内でのイノシシの捕獲は無く、絶滅したとの見方もあったようだ。
 しかし、今ではどうだ。県内で年間1万数千頭が捕獲され、農業被害は2億円を超えていると言う。
 公式の報告書では「わずかに生き残っていた個体が数を増やした可能性も否定できない。」とあるが、私が聞いた地元の人の話では「ハンターが狩猟(鉄砲撃ち)をしたいがために、イノシシを山に放った。」とのことで、真違は兎も角、県内でのイノシシの大繁殖は、後者の説が有力だと語り継がれている。
 釣師によるブラックバスやブルーギルの放流と同じ構図で、自分勝手な道楽者が健全な郷土を壊そうとしている。何とも悔しい。


<キョン>
 
キョンと言えば、昔の少年漫画「がきデカ」で“八丈島のキョン”と言うギャグを思い出す人も多いと思うが、南房総では、キョンの大繁殖に頭を痛めている。
 キョンとは外来(中国、台湾)の鹿で、繁殖力が強く農業被害や生態系への影響も懸念され、勿論、私が子供の頃は、キョンなんて言う動物は居なかった訳だが、どうやら?地元の動物園(廃園)で飼われていたキョンが逃げ出したことが、県内での大繁殖の原因とのことである。
 アメリカザリガニ、ブラックバス、ブルーギルなど、外来種はどれも生命力が強く、在来種を駆逐してしまう強大な力を持っているようだ。困ったものだ。



イノシシ(出典:Wikipedia)

キョン(出典:Wikipedia)


房総大日山へ