横岳・三ツ岳

・期間  2002年 3月2日(土)
・山域  北横岳・三ツ岳(北八ヶ岳)
・形態  パーティ・日帰り 周回コース
・同行  S、K、M
・行程  ピラタス山頂駅→横岳→三ツ岳→雨池山→ピラタス山頂駅


※ 或るBBSで知り合った仲間同士で雪山へ・・・、ということになった。年長者の私がリーダーに指名されてしまったので、前年の冬に登った雪山入門コースの北横岳を日帰りで登る計画とした。4人とも千葉県在住、早朝に本千葉駅前に集合して晩冬?(初春)の雪山を目指した。
<メンバー紹介>
・Sさん=甲武信岳のメンバーで、何と!私と同じ大学・同じ学科の後輩と分かり、世間の狭さに驚嘆した。
・Kさん=メンバー中で最も山経験が豊富な好青年、ビールをこよなく愛する頼もしいサブリーダーである。
・Mさん=紅一点の若姫君で雪山は今回が始めて、彼女のお蔭で賑やかで楽しい山行となった。

3/2(土) 晴
 千葉(5:00)→ピラタス山頂駅(9:45)→横岳(11:00)→北横岳ヒュッテ(11:30-12:30)→三ツ岳(13:20)→雨池山(14:00)→縞枯山荘(14:30-15:00)→ピラタス山頂駅(15:20)→千葉(21:40)
 私とSさんはヒョンな事から知り合って、偶然にも大学の同窓と分かり、以来、何度も酒席を共にしている。私を除く3人はBBSの坪庭で太陽を浴びるRです。オフ会で既に顔見知である。こんな山行が出来るのもネットのお蔭!!、山仲間の広がりもネット社会の恩恵を受けていることは確かである。
 夜が明けぬ早朝、Mさんを自宅まで迎えに行き、他のメンバーとはJR本千葉駅で5時に集合した。今回は私のワゴン車で往復することになり、京葉道路から首都高速を抜け、走り慣れた中央高速を飛ばした。出発前の天気予報では曇り予想だったが、諏訪ICからピラタスに向かう途中から青空が広がってきた。天気が好転したので、皆んな笑顔である。ピラタスのスキー客に混ざって朝一番のロープウェイに乗り込むと南アルプスの峰々が朝の陽光を浴びて白く輝いていた。
 山頂駅に到着し、早速に準備を整えて坪庭経由
(写真:←)で横岳への登山道をK,M,S,Rの順で登って行くと、横岳南峰から蓼科山とエビの尻尾直ぐにMさんがスパッツにアイゼンを引っ掛けて転んでしまった。「だから言ったじゃない!少し蟹股気味に歩いてねって・・。」、雪達磨になった彼女を見て思わず笑ってしまった。シラビソ林の急な登りは間もなく終わり、三ツ岳への分岐に掛かると青空が更に広がり、東方面の山々が綺麗な雪景色を纏っていた。
 横岳ヒュッテで小休止して、30分程の急登を我慢すると横岳南峰
(写真:→)に到着した。丁度1年前も西風が強かったが、今日も同じで西からの風が間断なく吹き付け、エビの尻尾が見事に成長している。その向こうには雪帽子を被った蓼科山が綺麗な富士形を見せている。
横岳北峰で(左からM,S,K,R) 写真を撮って直に北峰へ向かった。頂上には数人の先客が360度の大パノラマに歓喜の声を上げている。手頃な時間と労力でこんな気分を味わえるのは、北八ツならではである。我々も四周の絶景を存分に楽しみ、それぞれにお気に入りの写真を収めた。
(写真:←)
 気温は−8℃、陽が有るので寒さは感じないが相変わらずの西風、昼食をヒュッテで採ることにして来た道を下っていた。ヒュッテへ戻り、日溜りに腰掛けてビールで乾杯、スキー場でのビールも美味いが、頂上を極めた後のビールに勝るものはない。時間はたっぷり残っている。頂上での記憶を肴にゆったりとした昼飯時を楽しんだ。
 さーて、もう半分が残って三ツ岳の鎖場手前でRとMいる。三ツ岳から雨池山を廻って縞枯山荘からピラタスへ戻るコースである。「天気が悪ければ登った道を帰るよ。」とメンバーに伝えてあったが、この晴天を逃す手はない。当初の計画どおり三ツ岳を目指すことにした。分岐まで戻ってから溶岩のゴツゴツした山頂へとR,M,S,Kの順で歩いて行った。
(写真:→)
 このコース、適度なアップダウンと岩交じりの雪道で中々に面白い。先客のトレースを外しても迷うことはない。T峰を巻いてU峰の鎖を攀じって頂上に立つと北側の視界が開けた。眼下には雨池がシラビソの樹林を縁取りに綺麗な円形で白く光っていた。頂上には先客の中年混成パーティが昼食を準備している。「こんな狭い山頂で飯もないだろうーに。」と思いながら冷眼ビームを浴びせて通り過ぎた。
 U峰からの下りは、シリセードに丁度良い斜面だ。足を上げて、R,M,S,Kの順で『やー、きゃー、けー、おー』の掛け声とともに滑って行った。
 雨池山の頂上は木々で囲まれた地味な場所で指道標がなければ気付かずに通り過ぎてしまいそうだった。雨池峠まで下って、少し歩いた縞枯山荘にお邪魔した。勿論、ストーブを囲んでビールで乾杯してから、ピラタス山頂駅への白い木道を帰って行った。
 下山後は何と言っても温泉である。蓼科高原は温泉には事欠かない。『小斎の湯』に浸かり、珍しくガラガラの首都高速をスイスイ飛ばして千葉へ戻った。


横岳北峰から南峰を望む。

三ツ岳U峰を行くR(何となくアルペンチックな風景?)
※ 写真は全て、Sさんの提供です。