川苔山

・期間  2010年10月24日(日)
・山域  東京都・奥多摩
・形態  単独・縦走
・行程  川乗橋→細倉橋→百尋ノ滝→山頂→大根ノ山ノ神→JR鳩ノ巣駅

※ 紅葉にはチョッと早いが、家にいても退屈してしまう。奥多摩の川苔山を一人で歩いた。

10/24(日)曇り
 川海橋(8:50)→細倉橋(9:30-9:35)→百尋ノ滝(10:20-10:30)→山頂(12:00-12:40)→大根ノ山ノ神(14:20-14:30)→JR鳩ノ巣駅(15:00)

 天高く晴れ渡りスッキリとした秋の青空を期待したが、あいにくの高曇りである。
前回の山から1ヶ月、そろそろ”山歩きたい病”が出てきた。
大月か?奥多摩か?迷った末、奥多摩の人気の山、川苔山の定番コースを歩いた。

川乗橋バス停
 奥多摩の人気の山、「川乗山」とも書くが、ここは旧来からの山名である「川苔山」とする。
 今回は、JRのホリディ・パスを使って自宅を4時30分に出た。
 電車を4度も乗り換えて、奥多摩駅からのバスに揺られ、登山口の川乗橋に到着した。
 この日は臨時バスも出ていて、ここで降車したのは約50人。何とも、団体登山といった雰囲気である。


林道を歩く
 右手に川乗沢の水音を聴きながら、アスファルトの林道をポクポクという靴音の響かせて歩いていった。
 こう見ると、道の右側は人工の景色、左側は自然の景色。その違いがはっきりとして面白い。

細倉橋
 途中、在京のJ大学探検部員の立派な遭難碑が建っていた。碑文には昭和50年代と書いてある。俺と同年代の男性である。あの時代に何を目指して探検に来たのか分からないが、素直に手を合わせてから先に進んだ。
 細倉橋に着いた。林道は更に先まで続いていたが、この右手が山頂への道である。

最初の滝
 右手に沢を見下ろしながら緩やかに登って行くと、眼下に立派な滝が見えてきた。
 地図には名前の表記がないが、中々立派な滝である。
 

沢沿いの道が延々と続く
 渡橋を何度か繰り返し、登山道は沢沿いに延々と続いていた。
 所々で片側がスパッと切れ落ちていた。補助のロープが張ってあるので心配ないが、凍結時には厄介だろう。
 そう言えば、このコース、滑落者が何人も出ているようで、この高低差を考えれば、深刻な事態になることは間違い。
 

二本目の滝
 二本目の滝、水音も猛々しい。
 2日前の雨で、水量が増しているのだろう。この滝も立派なものである。

涸れ沢
 大きな岩が転がっている涸れ沢に出た。
 先程までの水はどこに消えてしまったの?
 多分、地中深く伏流水となっているのだろうが、何とも不思議な景色であった。

百尋の滝
 このコースの名所、「百尋の滝」に到着した。
 歩き始めて2時間弱、名瀑を眺めながゆっくりと休憩しよう。
 清々しい空気、轟々とした水音。正に心安らぐ場所であった。

山頂が少しだけ見えた
 右手の沢越しに、木々の間から少しだけ山頂が見てきえた。
 方向的に、時間的に、高度的に、きっと川苔山の山頂なんだろうけど、自分が登る山が初めて見えた瞬間は、何時だってワクワクするものである。

この先が頂上
 登山道は、沢から離れずにずっと続いていた。
 沢を最後まで詰めて、少しの急坂を我慢して登って行くと、避難小屋跡地の分岐に着いた。
 右手が山頂方向、もう直ぐ目的の山に立てる。

山頂
 ワインを楽しんでいるカップル、コーヒーを飲んでいる夫婦、山頂は20人程の先客が寛いでいた。
 俺もベンチの端っこに腰を下ろし、弁当を食べることにした。
 俺を初心者と勘違いしたのか、初老の親父が隣に座り「奥多摩が好きで青梅に引っ越して来た。年間80日は山に入っている。」・・・聞きもしないのに、大そうな講釈を並べ始めた。
 悪気は無さそうだが、弁当を食べながら自慢話に付き合うのも辛いものである。
 「タバコを吸いますが良いですか?」と聞いたら、仲間の所へ逃げて行った。

三ツドッケ(天目山)
 山頂からは、「三ツドッケ」の頂きが見えた。
 遠くに雲取山から飛竜山へ続く奥秩父の稜線まで見える。
 富士山は雲の中であったが、やっぱり山頂からの景色は、こうでなければ・・・。

防火帯を下る
 ゆっくり楽しんだ後は下山である。
 鳩ノ巣駅へ下りるか、古里駅へ下りるか、悩んだ末に距離の短い鳩ノ巣駅を目指すことにした。
 急な下りが終えると幅広い登山道となった。防火帯なんだろうが、左が自然林、右が人工林、この違いを見ると何とも悲しくなってくる。


大根ノ山の神
 杉林の中を延々と下って行った。
 流石に東京都の山、手入れの行き届いている美しい林なのだが、どーもシックリこない。
 杉林が途切れると、小さな祠があるベンチに着いた。「大根ノ山の神」である。
 静かに合掌してから、ベンチに腰を降ろした。


鷹ノ巣集落
 林が切れると鷹ノ巣集落が見えてきた。
 山肌にへばりつくように家々が並んでいた。
 

民家専用の原動機付きリフトを発見
 いかにも山村らしい文明機械を発見した。
 何と、民家専用の原動機付きリフトである。毎日この急勾配を登って何度も出入りするのは、確かに辛いだろう。ましてや高齢者にとっては地獄である。
 部外者は余計なこと言うな!と叱られそうだが、こう言う機械に頼らざるを得ないのも、今のご時世なのかなー?・・・。

※レールの先にリフトが止まっている。その右が民家。

JR鷹ノ巣駅
 3時丁度に鷹ノ巣駅に着いた。
 次の電車は10分後なのだが、そのまま乗ってしまうのは勿体ない。
 なぜか?そー、駅前に飲み屋があるからである。

駅前の飲み屋


ゆで卵とソーセージで乾杯
 飲み屋に顔を出すと、二人のオバちゃんが待ち構えていた。
 店内のテーブルでじっくり飲む程でもないので、店先のベンチに座って一人で乾杯した。