泉ヶ岳
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泉ヶ岳は、スキー場あり、青少年の山の家あり、キャンプ場ありと、 |
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![]() 泉ヶ岳スキー場の駐車場 ![]() 案内図 ![]() 「ふれあい自然観」の前を通って歩いて行った |
昨日の姫神山に続いて、今日も楽チンな山に登ることにした。 昨夜の宿は、当初に予定していた「道の駅」ではなく、東北自動車道下り線の鶴巣パーキングエリアだった。(理由は、山のエピソード「2018東北シリーズ」に記載する) パーキングエリアの食堂は7時開店なので、朝飯を食ってからゆっくり出発した。 登山口の泉ヶ岳スキー場に一番近いインターチェンジで下りると、直ぐ傍にローソンがあった。 今日は平日だ。コンビニの駐車場は通勤の車でほぼ満杯だった。 ”♪缶ビール!♪ソーセージ”のフレーズを頭の中で何度も連呼して入口を潜ると、レジに並ぶ客が長蛇の列を作っていた。 この分だと、待ち時間は15分かなー。 コンビニで15分は勘弁して欲しい。 この先にコンビニがある保証はないので、俺も列の最後尾に並ぶことにした。(スマホで検索することをすっかり忘れていた) 泉ヶ岳スキー場には8時30分に到着した。 広い駐車場に車は疎らで、見た限りでは全て地元ナンバーだった。天気は曇り、低い雲が垂れ込め山の稜線を隠していた。 ワゴン車から出て来た老夫婦が支度を終えて、ゲレンデの方に歩き出した。俺も出発しよう。 泉ヶ岳へのルートは、このスキー場を起点にして5本のコースがある。 どのルートを歩いても時間的に大差はないので、楽ちんコースだとガイドブックに書いてあった”水神コース”を選んだ。 駐車場の前に設置された立派なコース案内を写真に収めて、ふれあい自然館の前から歩き出した。 |
![]() 左に沢音を聴きながら歩く |
水神コース”の名のとおり、沢を流れ下る水音を耳にしながら、緩やかな道を歩いて行った。 この道、上高地から徳澤園に向かう梓川右岸の道に似ている。 北アルプスから足が遠のいて何年経つだろうか。 そんな想い出に浸りながら、散歩気分で進んで行った。 |
![]() 同じ様な道が続いていた |
その先も緩い傾斜が続いていた。 |
![]() 左が北泉コース、右が水神コース ![]() 水神の石碑 |
”北泉ヶ岳コース”の分岐を左に見送ると、正面に大きな石碑が建ち、“水神”の立派な二文字が迎えてくれた。 丁度ワンピッチだ。一休みしよう。 空は相変わらず低い雲が覆い、この分では視界は期待できそうもない。 |
![]() 石だらけの傾斜を登って行く |
水神から先は傾斜が増してきた。 |
![]() 大岩 ![]() さいの河原 |
“大岩”と書かれた看板があった。 どれが大岩か判別できない。 次に“さいの河原” の看板があった。 どう見てもチャンとした“賽の河原”には程遠い。 お地蔵を安置して石を積み上げただけの場所を“賽の河原”と呼ぶには耐えられない。 |
![]() 船形山が霞んで見えた |
”さいの河原”から、10分ほどで視界の開けた場所に出た。 北側には”船形山”が白く霞んで見えた。 |
![]() 泉ヶ岳山頂 ![]() 東側だけ視界が開けていたが、真っ白で何も見えない |
木々が低くなると、山頂に着いた。 100人以上が休憩できる広場だ。 多くの場合、頂上には神仏の祠がある。 ここも例に漏れず、立派な石の祠があった。先ずは掌を合わせて頭を垂れる。次に風下に移動して、タバコを吹かすいつものパターンだ。 隅っこに座って、改めて造作物を確認した。 神々を祀っているので、御幣(ごへい)を飾った柱は正解だが、その脇には、特定の宗派の超有名なお題目が書かれた立派な標柱が建っていた。 ムムム!これって良いの? 日本の山は神仏習合、それは理解できる。しかし、仏教の特定の宗派のお題目を堂々と祀るのは、どうした訳か。 阿弥陀、大日、薬師、観音、地蔵などは、仏教ではどの宗派でも御本尊として崇められている。 この山が、この宗派の所有物なら仕方ない。しかし、この山は県有地でしょ。このお題目だけは、どうしても納得できない。 邪魔なので根元から切り倒したくなった。(その宗派を毛嫌いしている訳ではありません。持論を申し上げたまでです。) もう一つ納得できない出来事があった。 ぶーーーん!と言う音と共にドローンが舞い上がった。 山頂でドローン!格好いいジャン!ではない。操縦者が出て来た。若い兄ちゃんだ。 「ドローンを飛ばすには許可が必要だよね。どうなの?きっちりとルールを守ってんの?」と詰め寄りたくなったが、揉めても嫌だし止めておいた。 それにしても、ドローンの音にはうんざりだ。早く着陸させてくれ。 |
![]() 薬師堂 |
「缶ビール&ソーセージ+おにぎり1個」の昼食の儀を執り行なってから、頂上を後にした。 頂上から少し離れた場所にもう一つの祠が建っていた。 石板には、江戸時代に麓の村々で疫病が流行り、病除けのために村人がお金を出し合って”薬師如来”の石仏を山頂に据えたと言う。しかし、いつの間にかこの石仏が居なくなってしまった。平成の時代になり、偶然にも雪の中から石仏が見つかり、麓の人たちの手で再建したことが書いてあった。 山には、宗派もお題目も関係ない。 これこそが、人の自然への畏敬と信仰だ。 宗教に関する持論は、この辺で止めておこう。チョッとしつこかったね。 |
![]() かもしかコースの分岐 |
下山は、かもしかコースを選んだ。 |
![]() かもしかコースを下る ![]() 岡沼は草原と化していた |
急な斜面を一気に下ると、”岡沼”に出た。 ところが沼には水がない、ただの草広場だった。 どうしてくれるの!怒ったところで誰の責任でもない。 休憩する気も失せたので、そのまま通過することにした。 |
![]() 兎平から振り向くと泉ヶ岳が大きく見えた |
”兎平”まで下って振り向くと、薄雲の中に泉ヶ岳が見えた。 リフトの音楽が聞こえてきた。 ここはスキー場だ。ここまでは観光客がリフトに乗って来れるらしい。 |
![]() コース1本を下って行く ![]() パラグライダーが気持ち良さそうに空を飛んでいた |
ゲレンデのトップまで下ってきた。 上空にはパラグラーダーが飛んでいた。 無雪期のスキー場は、スカイスポーツのゲレンデに変わっていた。 スキーで滑降すれば1分と掛からない中級斜面をスラロームを描いて下って行った。 |
![]() 満開の八重桜 |
ゲレンデは、完全にファミリーパークと化していた。 家族連れや若いカップル、売店ではソフトクリームや焼きそばを売っている。 満開の八重桜の下で汗を拭いた。 今日も一日じゃなかった、半日お疲れ様でした。 膝も腰も元気だ。 下山したばかりなのに、次の登山への意欲がムクムクと湧いてきた。 |