道具


 道具(2003.8)

 私も道具には凝る方である。何かを始めるとき、先ず道具選びから始めるが、山に関しては違っていた。
 無名のザックにトレッキングシューズ、コットンパンツにビニール合羽で初めての山登りに挑んだ。どうせ一度だけのお付き合い、無理して道具を集めても、無駄だと思ったからである。ところが、この始めてのお付き合いで山に填ってしまい、必然的に道具集めと拘りが増していった。
 登山は、生活用具一式をザックに詰め込んで担ぎ上げる行為である以上、ザックに詰める道具選びは慎重になりたい。山道具の世界も新素材・新機能の競争である。自分の身を守り、快適な山行を続けるには、道具に頼らざるを得ない年齢になってきた。最近は、幾つものメーカーから様々な道具が売り出されている。私は第一に機能、第二に容積(重量)、第三に値段で選ぶようにしている。でも、自分に合う道具を選ぶのはホンとに難しい。