浅間隠山


・期間 2017年2月4日(土)晴れ
・山域 群馬県
・形態 単独・ピストン
・行程
 二度上峠→浅間隠山→二度上峠

※ 今年初めての山は、お手軽な雪遊びとなった。この時期に打って付け山、西上州の浅間隠山へ登った。

 二度上峠(10:05)→北軽井沢分岐(10:35)→浅間隠山(11:45-12:30)→北軽井沢分岐(13:10)→二度上峠(13:30)


“浅間隠山”、これほど分かり易い山名の由来はない。
浅間山は言わずと知れた信濃の名山。その山容は悠々として美しいが、
昔から幾度となく噴火を繰り返し、
西上州や東信濃の国々に多大な被害を与えた悪魔の山でもある。
東吾妻や中之条の里人にとっては、
村を全滅させるほどの噴火被害をもたらした悪魔の山を隠してしまう存在として、
この浅間隠山に敬意を払ったか?どうかは知る由もない。
別名“矢筈山”より“浅間を隠す山”の方が心地良い響きがある。



二度上峠手前の駐車場


登山口
 
 前回の二十六夜山と同様に、二つの山を登る計画で布団に入った。

 その二つとは、浅間隠山と掃部ケ岳(榛名山)である。
 前回は寝坊で失敗したが、今回は予定どおりに目が醒めて、予定どおりの時間に我が家を出発した。

 しかし、しかし、・・・である。
 関越自動車道の大渋滞に嵌ってしまい後半の掃部ケ岳(榛名山)は早くも夢と消えてしまった。
 スキーシーズンなので、ある程度の混雑は覚悟していたが、夜明け前なのにそこまで渋滞しなくても良いジャン!

 渋滞の中では必ず事故が起こる。
 これって「マーフィーの法則」のようなもので、経験則から言っても間違いない。「俺は怒るぞ!」ってダジャレで反発したところで、どうにかなる訳ではない。
 最新のインターナビを持ってしても事故を予測したルート設定なんて不可能だ。

 登る前から愚だ愚だ言っても仕方ない。
 インターチェンジの出口が見えて来た。アクセルを踏んで急いだらどう?・・・。
 
 国道406号から県道を走り、二度上峠手前の駐車場にやっと到着した。
 先客は6台、俺と同じように絶好の天気に雪遊びを楽しもうと計画した同輩達である。

※ 県道の除雪は完璧。駐車スペースは駐車場と登山口脇で十数台。トイレ、水なし。


登り始めのカラ松林
 先月末、日本海側を中心とした大寒波は、この山域にもたっぷりの雪を降らせたようだ。

 登山口は真っ白な新雪に覆われ、念のためザックにワカンを縛り付けて歩き出した。

 ハッキリとした踏み跡が、カラ松の中を真っ直ぐに伸びていた。

 この様子ではワカンの出番は無さそうだ。


左のピークが山頂
 適度な傾斜をサクサクと雪音を発てて登って行った。

 歩き始めて30分、木々の間から浅間隠山の山頂が覗いた。


北軽井沢方面からの合流点(北軽方面には踏み跡なし)
  北軽井沢方面からの登山道と合流すると、そこから先は平坦な道が暫く続いた。

急傾斜が始まった

 “山頂直下は急傾斜”との文字が、カラ松の大木にスプレー塗料で書いてあったことを想い出した。

 ここらで軽アイゼンを付けることにしよう。
 それにしても良い天気だ。
 頭上には“真っ青な空”が広がり、風もなく汗を掻くほどの暖かさだ。


浅間山


目指す浅間隠山の山頂が見えた
 急傾斜を20分ほど我慢して登っていると、木々の間から浅間山が見えてきた。

 今日は、浅間を隠さない絶好の日和だ。山頂からの眺めが楽しみになってきた。


頂上までもう直ぐ

 

 登山道に沿って立ち並ぶナラの木が、疎らで小振りになってきた。
 経験法則上、頂上は近い。


浅間山(右に籠ノ登山、湯ノ丸山が並んでいる)

 

 左手に大きな浅間山が飛び込んできた。
 その右手に籠ノ登山、更に湯ノ丸山までハッキリと見える。

 頂上を目前にして、暫らく見とれてしまった。


頂上と祠


関東平野(左手に赤城山)


鼻曲山と角落山(遠望は奥秩父と八ヶ岳)


越後国境の山々(右奥に奥日光の山々)
 12時前に頂上へ到着。
 2時間弱で見事な景色に出逢えるのが、この山が人気を維持している理由の一つだ。

 中部山岳の名立たる山々が一望だ。
 東側から紹介すると、広々とした関東平野。奥秩父連山の向こうに富士山の頭が見える。八ヶ岳から美ヶ原、その奥は中央アルプスかな?。
 
 目の前には鼻曲山と角落山。浅間山から湯ノ丸山。西側の北アルプスと四阿山は灌木に隠れている。志賀の山々から草津白根。北側には佐武流山、苗場山、谷川連峰。榛名、赤城、武尊岳。最後は奥日光の山々だ。

 どうだ、凄いだろ!
(俺の自慢ではない、この山のポテンシャルを称えたのです。)


ビールと魚肉ソーセージ
  頂上には先客が4人。俺は隅っこに移動して、乾杯・昼飯の準備に掛かった。

 定番の昼飯を食べ終えて一服していると、男女5人パーティーが登ってきた。静かな空気をぶち壊す騒々しさだ。
 この絶景に出逢たんだから仕方ないが、俺は黙って下山することにした。


北アルプスの峰々
 山頂から100m戻った尾根からは、北アルプスの白い峰々が連なって見えた。

シリセードに丁度良い下り斜面
 シリセードに持って来いの斜面を下降して行くと、3人パーティーが登ってきた。
 シリセードをしなくて正解だ。

 そう言えば、俺が頂上直下を登っているときにスノーシューを履いた中年紳士が降って行った。
 彼はマナーどおりに登山道を避けてふかふかの雪の上を軽やかに歩いていたよなー。

 そーだ、俺も今度はワカンではなくスノーシューを持ってこよう!


北軽井沢方面の分岐
 北軽井沢の分岐まで下ってきた。
 
 平坦になった雪道を快適なペースで歩いて行くと、ワカンに縛り付けたアイゼンケースが歩くリズムに合わせてカタカタと鳴っていた。

登山口まで戻って来た


待たせたね!F君
 登山口まで戻って来た。
 掃部ケ岳は夢と消えてしまったが、次の機会にしよう。

 それより風呂だ、風呂だ。
 愛車の待つ駐車場へGO!!。